水彩 260×330mm
長男が小学生の頃は、夏は生き物の世話が増える季節でした。
カブトムシは、初めはツノの小さなオスとメスだけだったのが、
数年で幼虫が100匹くらいになり…これは主人に任せました。
おじいちゃんと行った、川から持って帰った数匹のメダカが、
やはり何十匹にもなり…
金魚、ザリガニ、カメ、カエル、鈴虫、カニ・・・
いつも何か生物がいました。
カエルは生き餌じゃないとダメらしく、
まぶしい日差しの中、エサのバッタを探しに虫かご持って
出かけて行った長男を思い出します。
この絵は、もともとブルーで空を描いてたんですが、
ブルーに塩を巻いて乾いたのを見たら、水に思えてきて
冷たい川の水に足をつけたり、川の風を感じてる心地で
気持ちよく描きました。
水彩画で塩を巻くと、乾いた塩が水を吸って乾き、
面白い模様を作ってくれます。
あんまり水分が多すぎるとうまくいきません。
ちょうどいいタイミングを探しつつ、ちょっとギャンブルで面白いです。
思ったのと違う反応がでたら、また別の目線でみて
違う世界を描くのも楽しいかもしれません。