だんだんぐもとだんだんち

絵のエピソード
アクリル  150×150                       Creema販売中
「段々雲」と「団地」なのですが、
全部ひらがなにしたら暗号みたいになりました。
地上の団地と、空の雲が奥に向かって段々になってるのが
面白いなあと思って描いたものです。
 
絵を描いている人は「こんな風に描きたい」
っていうものがあると思います。
私のひとつの目標は、日の光の変化を描けるようになる事です。
冬の光、夏の光、朝、昼、夕方,人工の光‥
これらが自由自在に描き分けれたらなあと思います。
 
好きな画家の1人、エドワードホッパーの絵です。
     
光を表現できると、絵の中にぐっと入りやすいなあと思うのです。
カーペットを敷いた部屋の静けさ、
カフェのコーヒーの香り、食器の重なる音、話し声。
その場の温度や音、匂いまでしてきそうじゃないですか?
絵から光が出てるのではないので、
眩しいわけがないのに、なんだか目を細めてしまいます。
 
光を描くということは、影も描き分けてるんだなあと、
暮らしの中で
「これは何色の影だろ?」
「この光の色は?」とじっと見て脳裏に焼き付け、
描くと「あれ?違うやん」
を日々繰り返しています。