テンペラ F2 240×190mm
この絵は、子どもがまだ小さかった頃を思い出して描きました。
冬の初め、日が落ちるのが早く、寒くて早く帰りたい私。
小さな長男は、地面の虫だか砂を、無心に触ったり見たりして動かない。
まだベビーカーの妹はグズり出し、鼻もほっぺも赤くなってる。
頭は、
「褒める」「怒鳴らない」「焦らせない」という育児情報でグルグル。
でも心は、
「寒いー!お腹すいた!早く動いてよ!」とイライラ。
子育て中は、頭と心が反対である状態が多かったと思います。
それって子どもにはバレてたんじゃないかと後悔したりもしてます。
いつも「自分に問う」
子育ては本当に親育てなんだなと思います。
人への頼り方も分からず、孤独感が強かったな。
絵に出てますね。
主人はこの絵を見て「泣けてくる」と言ってます。
いや、私が泣きたかってんけど。
